★☆ 光学式スキャナー ☆★
光学式スキャナー、有名な物ではCTスキャナーなど聞いたことがあると思います。
もちろん病院にある、アレのことです。
そしてレーザービーム製品の高級機種にもCTスキャナーが使われています。
病院のモノについては詳しく知りませんが、レーザーのモノと同じ、または同じシリーズの別機種とかだと思います。
そのような精密機器ですので、レーザー製品で使われているCTスキャナーも高額です。
スキャナーだけで、30万円とかでしょうか。
そしてそれと同じように作ったモノが、低価格レーザーで使われています。
中国でそれらを真似て作ってるものは、かなり多いです。
しかしそんな精密品ですので、超激安ってワケには行かず、それなりの値段にはなります。
低価格のレーザービーム製品、
たとえば、グリーンで数千円~3万円くらいまでの製品は、まず光学式スキャナーは使っていないでしょう。
そのような場合、ほとんどがステッピングモーターで動かすタイプのもです。
ステッピングモーターで動かすタイプは光学式に比べ、動きはかなり遅く正確な模様を書くことが出来ません。
レーザービーム製品の光源は、単純に点しか書きません。
その点をスキャナーが動きいくつかに拡散させて、一本棒線や円形(サークル)などを書きカッコいいパターンとなるのですが、
極端に例えて言うと、ステッピングモーターで円形を書く場合円形を30個の点を分散させて書きます。
光学式スキャナーでは、100個の点で書くという感じです。
(実際の数は違います。)
もちろん、点の個数が多いほど正確な模様を書きます。
点が極端に少ないといい加減な模様にしかなりませんし、ビームもガタガタです。
そしてステッピングモーターで動かしていると、たとえばトンネル効果を作るために書く円形(サークル)でも、ガタガタにしか描けません。
また水平を描く横棒一直線も真っ直ぐに書けず、波のようになってしまいます。
光学式スキャナーでの水平
ステッピングモータータイプでの水平
またスキャナーで高速に動かすレーザービームの光は、動きが早ければ早いほど、眩しく感じません。
数十mw~100mwぐらいですと高速のスキャナーを使ってる分には、安全性もシビアに考える必要は無いでしょう。
(とは言え、なるべく人物に当らないように設置するのをおすすめします)
以前、ヨーロッパのレーザービーム展示会に行ったときに、推定2W(2000mw)ぐらいのグリーンレーザーを、
目いっぱい客席に振って(オーディエンススキャンと言います)演出していたのですが、
レーザーが目に入っても、まったく眩しく感じませんでした。
メーカーは超一流メーカーでしたので、かなり良いスキャナーを使っていたと思います。
ところが、ステッピングモーターで動かすレーザー製品をギンギンに人物に当ててレーザー出してるクラブやライブハウスも、よく見かけます。
モータータイプは動きが遅いので、そのような場合目に入るとすごく眩しく感じます。そして実際目に結構良くないです。
ステッピングモータータイプのレーザーを使用する場合は、人物に当てないように注意した方がいいです。
スキャナー何K(pps)とかスペックに書かれています。
この数字が大きいほどスキャンスピードは速いです。
スキャンスピード数値が大きいほどミラーは高速に動けるので、
安定しキレイな画を描くことが出来ます。
これは人間がペンで画を描くのと同じです。
たとえば人間が、1秒間に丸(円)を1つ書けと言われると、
そこそこキレイな円になると思いますが、
1秒間に丸を4個書けと言われると雑な円になると思います。
またこれは実際にはそうでは有りませんが例えとして、
20Kのスキャナーのモノは1秒間に円を2個書けるとすると
40Kですと1秒間に円を4個書ける、という感じです。
そうすると、20Kの方で円を1秒間に4個書こうとすると、
1秒に付き2個ずつを交互に表示されますので、レーザーはチカチカと点滅するのです。
ですのでスキャンスピードの数値が大きいほどキレイに画や文字が書けて点滅も無くなります。
当店の低価格レーザーは10K、ハイクオリティーレーザーで25kです。
また中国製の超ハイクオリティーレーザーで40Kです。
(オプションでギリシャ製スキャナー60Kというのもございます)
モーターで動かすタイプで何Kか調べてみたのですが、はっきりわかりませんでした。
(実際には、スキャナーの性能はその基盤などの性能にも左右されます)
文字やアニメーションで演出する場合、最低20Kは必要です。
ちなみに中国製スキャナーで50Kというのはありません。
50Kスキャナーはヨーロッパ製などになり、それだけで数十万円しますので、
50KスキャナーRGBレーザー本体で30万円~40万円と言うのはありえません。
そのような製品があるとすれば、50Kスキャナーの性能は無いでしょう。
また中国製の40K スキャナーも結構高額です。
こちらもRGBレーザー本体価格で20万円台とかは、まず無いでしょう。
まあ正直,中国製品のメーカーが書くスペックは信用できないのですが、、。
実際に何Kなのか?と言うのは、ILDAソフトにあるテストパターンなどを照射すると、おおよそわかります。
当店ではメーカースペックとテストパターンで調べた上でスペック表示しておりますので、ほぼ間違いない数値となってるでしょう。
☆ステッピングモータータイプと光学式スキャナーの見分け方☆
レーザー製品の照射口を見てください。
小さいミラー(鏡)が2枚付いています。
ステッピングモータータイプ
光学式スキャナー
光学式スキャナーは、超高速に動くためにミラーは超薄いです。
1mm有るか無いかの感じです。考えうるもっとも薄い鏡でしょう。
長さは約1cmぐらいでしょうか。
ステッピングモータータイプは、ミラーの厚みは4mmぐらいある感じです。
長さは3~4cmぐらいあります。
ネットショップなどでも、本体写真のレーザー照射口が見えればすぐにわかります。
ミラーが明らかに長いです。
モータータイプの製品は、低価格な物でしか使われていません。
とにかく、安い製品でレーザーで動いていれば良いって方にはステッピングモータータイプのレーザーでも良いでしょう。
低価格な製品でも多少はこだわりたい、と言う方にはぜひ光学式スキャナーの製品をお使いいただきたいです。
当店では、他ではありえない2万五千円程度の価格で光学式スキャナーグリーンレーザーを取り扱っております。
またロープライスレーザーシリーズも、低価格でありながら多くが光学式スキャナーを使用したレーザー製品です。
これら、ぜひお試しください。